新シリーズ千里眼の第三作目。
今回の敵はなんと中国大使館。
相変わらずの破天荒な展開。
自分的には元恋人の伊吹の再登場がなかなか良かった。ロシア軍の戦闘機で宇宙に飛んでいってしまうというこれまた面白い展開で、こういうのがこの比較的薄い(スティーブン・キングと比べれば圧倒的にいい意味で軽い)本の中に何度も登場するのだからお買い得ってモノだ。
※伊吹はクラシックシリーズ「ヘーメラーの千里眼」に登場する。ブガッティ ヴェイロンを乗り回す自衛隊のエースパイロット。
自分が千里眼こと岬美由紀に感じるよさとは、とにかく人間の本質が善であることを前提に行動していること。
猜疑心とか、裏切りとかそういう事を考えない姿にとても大きな共感。。。いや、こうありたいと思う姿を見るのだ。
普段の生活では、自分はそういう風には生きられない。。。やっぱり常にリスクヘッジを既に無意識に計画して実施してしまうくらい骨身にしみこんでしまっているためにから感じる憧れなんだろうと思う。
この辺の描写とか、台詞はクラシックシリーズを読んで行くと感じられると思う。
多分これから、現在出ている最新刊まで一気に読み進めると思うけど、その姿だけは変わらないでほしいなぁと思う。
まぁ、いろいろと理屈抜きに読んでいけば最後にはスカッとする終り方をするので、安心して読めるのがいいところでもあります。
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