ぼくは、お城の王様だ

読書
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新年一冊目がこれか。。。
唐突に、衝撃のラストで終わってしまいます。
加害者の少年のその後とか、母親のその後も気になりますが、一切語られません。
自分で考えて結末をつけるしかないんですね。
まぁ子供の世界の全てがそっぽ向いちゃったんだからもう行き場が無いって感じちゃったんだろう。それは当然だと思う。

読んでいてもそこにしか逃げ道が無いんじゃないかという予感はしている。

心の声が、常に内側に向かって発声されているからだろう。

あの物語は子供の視線で描いているけど、それは大人の世界が子供の世界の外側にあるからそう感じるんだろう。

狭い世界にとどまっている必要ないじゃんって。

では、社会があのように動いたらどうするのか?世界があのように動いたらどうするのか?宇宙からものを見ることが出来る人間っていない。

当たり前の話だが、その人の認識できる世界がその人にとっての全てなのだ。

人と関わるとき、自分もその人の世界の一部である事を認識しなくてはならないだろう。

難しいよなぁ。人間関係って。

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