GH4しばらく使ってみての感想

カメラ関連
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高感度特性が非常にいいという事

比較対象はα100なので、あんまり優れているわけではないのかもしれないが、ISO1600のノイズはISO100並みに抑えられている。
これくらい高感度が強いとF2.8クラスのレンズであれば、夜景撮影でもほとんど手持ち撮影が可能になる。
銀塩の頃から写真を楽しんでいた人にとっては、これはものすごい技術の革新だと感じられると思う。

小さい事は正義である

センサーサイズもそこそこ小さくもない(大きくもないが。)し、ボケも楽しめる。
画素数は1600万画素と、今時の一眼としては物足りないかもしれないが、1000万画素でものすごかった世界からやってきた自分にとっては、まったくもって問題を感じることはない。

動画が超キレイ

動画撮影機としてみた場合、動画のビットレートが非常に高い(ハンディカムは7Mbpsだけど、GH4は少なくとも50Mbps)のが気になるが、画質としてみた場合、圧倒的に高画質である。レンズの性能とセンサーサイズも相まって、ほぼ業務用ビデオでとっているような画質で撮影できる。

しっかりとしたボディ

ボディ自体も良くできていて、マグネシウム合金製のボディは、適度な重量感・剛性感があって持ち心地がいい。
同時に購入した12-35mmF2.8もこの焦点距離と明るさのレンズのわりにかコンパクトで、GH4のボディとのバランスも素晴らしい。
※ボディとしては、キットレンズにこちらを採用するべきじゃないかと。防塵防滴だし。

マニュアルフォーカスが使いやすい

ニコンのMFレンズを付けて感じることは、マニュアルフォーカスの利用がとてもしやすいという事。
業務用のビデオカメラを意識しているのかもしれないが、MFレンズを装着してフォーカスを選択すると、拡大枠が表示され、これをタッチパネルでスライドさせる(タッチパッドのような相対的な座標指定を選択できるのでそれを選ぶといい。カーソルボタンでポチポチやるよりも遥かに拘束にアクセスできる)事で、場所を指定し、もう一度押すと拡大する。さらに押すと全画面に拡大する。
自分の使っているF1.2のレンズのように被写界深度が限りなく点のようなレンズではこういう機能は重要だ。
これはたぶんフォクトレンダーのF0.95シリーズでも同じだと思う。当然だが、ピーキングもちゃんと表示される。
この機能はビデオでも同じように利用可能だ。
さらに、ビデオではフォーカスが勝手に動くのが結構邪魔だったりするのだが、ビデオ撮影中に限りAFをOFFにする機能がある。
できれば、これはマニュアルフォーカスで動かせれば理想的なのだが。(そういえば、親指AF+MFでもこれと同じかな。)

オートフォーカスも結構いけている

そして、フルHDであれば高速なコンティニュアスAFが使用できるし、遅いといわれているAFは、4K以外では不満も全くない。
連写性能は自分が知っているプロ用一眼レフ(F3/F4、EOS-1)を凌駕している。(最大40FPS。4Kフォトでは30FPSでバッファリング無制限。なんなら、12分間を最大として記録し続けるループ記録もできるので本当に制限がない)
細かいポイントだが、レリーズボタンの背後に配置されている、WB、ISO、露出補正の3ボタンは非常に使いやすい。
自分の撮影スタイルでは、普段は気軽なPモードとしておき、電子ファインダーで明るさを確認しながら、露出補正したり、表現に合わせてプログラムシフトさせたりする使い方や、動画ではISOを調整してノイズをコントロールするような使い方ができるのが重宝する。

なんでもレンズが付いてしまう

来年には届くであろうα用のマウントアダプタが到着すれば、茶筒(70-210mm)とかレフ500mmとか使用できるようになるので、もっと広がると思う。(35mm換算の画角が24mm~1000mm相当)

そして、あまり使っていない4K動画だけど、舞台撮影で威力を発揮してくれるものと信じている。
何かといえば、4KはフルHD4倍の画素数なので、4倍までは拡大しても理屈上画質は低下しないというわけだ。
これはポストプロセスでズームなどをやり放題というわけだ。この辺もいくつか作例を用意して検証したいと思う。
ただーし、4K動画はうちのPCには非常に重いデータなので、プロキシファイルという低解像度に変換した作業用ファイルを使用する必要がある。
一応フルHDクラスの解像度を持っているらしく、結構大きいサイズのファイルとなるし、作成自体も結構時間がかかるのが玉に瑕だろうか。
GH4を固定で一台用意して置き、ハンディとしてはハンディカムとかRX100なんかを使えばいいと思う。

動画機としての評価の高いGH4だが、実は静止画でもかなり使いやすい。
静止画もライブビューファインダーを採用することにより、ビデオカメラに近い性質を帯びているのだろう。

そしてそして、レンズの写りも最高にいいです。
期待しないで買った望遠レンズもシルバーで安っぽいけど写りは素晴らしい。
これが簡単に持ち歩きできるのだからいい時代になったもんだ。
ということで、通勤カバンにどうやって常備するかw考え始めたいと思う。

とりとめないけど、8年の進化はものすごかった。。。というお話でした。

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