印象深いカメラその1 FujiDL-50とCanonT-90

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思い出すと、自分のカメラとして所有したのは15歳くらいのときだったと思う。
フジフィルムのDL-50っていうコンパクトカメラだ。
当時は現像するお金もフィルムを買うお金もちょこっとしかなく、それでもDL-50の映し出す鮮明な写真に感動したものだ。
その前に見ていた写真は親父の持っていたオリンパスペンのハーフサイズだったんだから仕方ないかもしれない。
その後、一眼レフに興味を持ち始め、カタログをあさりまくる毎日を過ごしていた。
当時はCanonのT-70とか、T-80はオートフォーカスを搭載していたんだけど、かっこ悪いなぁとか思っていたらミノルタからα-7000が登場した!
ピント合わせが自動で行われる以前に、レンズが駆動している様が本当に衝撃的だった。
しかし、当時本当にほしいと思っていたカメラはキャノンのT-90である。
当時としてはかなり高速な4000分の1秒シャッターに、4.5コマ/秒のモータードライブを内蔵している。しかも、ルイジ・コラーニ(って誰だ!?)による曲面多用のデザイン。
そして、平均・中央部分・スポットの3方式の測光方式。さらにH/Sコントロールとマルチスポット測光。。。
当時としては非常に高価だった148000円という価格も少年だったオレにはとっても憧れのカメラであった。
結局、キャノンはこの世代のカメラを最後にF-1Nを作り続けたけどEOSにメインを譲っていき、現在のデジタル主流に移行してきた。
しかし、いまのキャノンカメラのデザインの一番最初の先祖はこのT-90であるといいきれると思う。
そういう意味では非常にエポックメイキングなカメラである。
結局、入手する事はなかったけど、実は数回使用した事がある。
構えてみると思ったよりも軽い。当時はプラスティックボディーが合理的でよいものとされていたような気がする。でも、上カバーは確か金属だったんじゃないかなぁ。はげたところが金色していたような気が。
シャッター音も今のEOS-1系ほどじゃないけど騒がしく、モードラって感じがして結構好きだった。
このあたりからカメラというメカが好きな少年時代が始まってきたのだ。
気が向いたらその2を書いてみよっと。

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