地頭がいいって??

雑記帳
この記事は約4分で読めます。

本日、チームの部下の人と話しているときに、「ねじまき堂さんは地頭がいいからできるんですよ。」という言葉が出た。シチュエーションは、要領の悪目の部下にこういう風にしたらいいんじゃないの?という指導をしているときのことだ。


正直、その部下の人は優秀とはいえない。
既に中堅というところの年代になっているのだが、まるでやっていることは1年生のようだ。
頼んだことはやっているのだか、やっていないのだかわからない。
そして、こちらから聞かないと問題を明らかにしない。
しかも、その説明は支離滅裂でどうにも要領を得ない。「こうなの?」とつっこむと「そういえば」という調子で次々と新しい問題が出てくる。
いわゆるほうれんそう(報告・連絡・相談)が出来ないタイプでしかも自己解決力がまだ未熟なのだ。


しかし、このようなメンバーをそのままにしておくわけにはいかない。
彼も年次を重ねる毎に会社から支払われる収入が大きくなり、当然お客様からの収入も多くなる。
なのに、それに見合うパフォーマンスが出せるように育っていない。
このアンバランスを定年まで続けられればラッキーだけど、ここ最近の情勢はそれを許しそうにもないからだ。


私から見た彼の問題点はこんな感じ
(これは本人が気が付かないと絶対に変わらないので私からは言わないことにしているが。)
・絶対的に知識量が不足している
・物事を整理して説明することが出来ない
・数日先のスケジュールや計画を立てることが出来ない
・自分の仕事ペースが見えていない
・想像力の不足


そしてまずいのは
・こういう状況でもいいや(または仕方ない)とどこかで思っている


というところ
そして、最大の問題点で恐ろしいことは、そういう状況だという事に本人が気が付いていないことだ。


私の思考だと
自分はいけてない→いけるにはどうしたらいいだろう?→自分の強み弱みは?→強みをより強く→弱みを補強したり他の事でカバーする
という流れで誰に言われることもなく勝手にスキルを上げていくタイプなので、彼のような状況には陥ったことがないのだ。
こういう思考パターンがもうそれこそ小学校に上がる前からあったと思う。
結果的にだめだったとしても、そういうベクトルにどうにかしようと努力と思わずにおそらく他の人から見たら努力以外の何者でもない事をやっているのだと思う。(仕事に関してのプライベートを使った取り組みについて知り合いと話すと大体は呆れられるのだが、やはり気になったりすると知識の吸収を止められないタイプなのだ。)
だから、彼のような人の事がほとんど理解できない。(これが、私の限界のひとつで、弱点でもあると思う。)


そして、最初の話に戻るが部下が「地頭がいいから出来るんですよ」と発言したのにちょっと??と思ったのだ。
じゃあ、「キミは地頭が悪いからできないのか?」と。
彼はまるで私がまるで努力も何もなしに今の結果を残せるようになったと思っているのかと。
彼がどれほど努力しているのかはわからないけど、それはまだ足りないから、またはやり方が間違っているからなんだと。


私も結構いろんな試行錯誤を繰り返していると思うし、いわゆる「見切り」は早いタイプだと思うけど、じゃあまったく追いつけない存在かというと全然そんなことはないはずなのだ。
でも、「地頭」という言葉を使った瞬間にその追いつくための努力を全て放棄してしまっているのではないかと感じた。


世界一・二を狙っているわけではないので、才能とかそういうのはなくてもどうにかなると常に思っているのだけど、それに対しての努力を放棄しちゃったらもう確定的に絶対不可能(変な日本語)になってしまう。
どうしてそんな簡単な事がちゃんと大学まで出た優秀な若い人が理解できないんだろうか。
もうちょっと、仕事に希望や誇り、楽しみを持ってほしいなぁと思い、ちょっと悲しい気分になりました。
仕事に熱いって、ダサいかもしれないけど、一日の半分以上を費やすわけだし、楽しく充実させたいとか強く思わないのかなぁ。
他人を変えるっていうのはいつも難しいことなんだよなぁと思わされます。。


うぅ、こんなの書いていたら、リスクを逃げまくって儲けだけを拾おうと必死な上司とか浮かんできてしまった。。世の中ハイリスク・ハイリターンは常識だろうと思うのだけど、私よりも結構上の人たちでもそういう風に思えない甘ちゃんがいっぱいいるんだよなぁ。。。

コメント

タイトルとURLをコピーしました