2008年/日本/104分
オザケンとかそっち方向のオシャレな音楽を目指していた青年がどういうわけかデスメタルのカリスマになって活躍するという、爆笑コメディ。
原作を以前チェックしていたけど、映画版は原作を読んでいてもがっかりしないですむ珍しくこの手の映画化ではうまくいっているのではないかなと思える出来でした。
原作ではメタルバンドとのバトルがかなり長く描かれていましたが、映画ではばっさりと切り捨てています。
そして、実家に戻ったときのエピソードではちょっとほろりとさせられるという、原作そのままを楽しめました。
ヒロインの加藤ローザもいいし、ヨハネ・クラウザーⅡ世役の松山ケンイチもいい。
そして、劇中で流れるDMCのナンバー「SATSUGAI」とか「恨みはらさでおくべきか」とか馬鹿馬鹿しい歌詞なんだけど、しっかりデスメしていて久々にメガデスとか聞いてしまいましたねぇ。
「悪魔玉」とか映画でやっちゃうのか!?とか思ったけど、それはとりあえずなしでちょっとほっとしました。
原作をチェックしていなくてもきっと楽しめるいい映画です。
で、完全な余談ですが、このヨハネ・クラウザーⅡ世のメイク、オレが小学校の図工の時間にかのデーモン小暮閣下にインスパイアされて製作した仮面にそっくりで笑った。
額に「殺」って書いてある点も完全に一致。まさか、原作者さんってオレの同級生って訳ないんだけど、同じような発想するやつっているもんだなぁとちょっと面白かった。
コメント