DaVinci Resolve をいじってみる その3

デジタルガジェット
この記事は約5分で読めます。

以前の記事で使いにくいと書いていたDaVinci Resolveだが、使っていくうちに慣れてきてだんだん使えるようになってきました。
この記事では、使いにくいと感じていた私の印象が変わったことについて書いてみたいと思います。
無料で動画制作環境を探している方の参考になれば幸いです。

編集機能が分かりづらい…のはなんで?

DaVinci Resolveを使ってみて、一番「癖」が強いなと感じた点は、動画編集の個々の作業を別画面で行うという発想なのでしょう。

VegasやMovie Pro、その他DAW(FL Studio、ACID)ではこういう考え方はあまりなく、基本的に一つのタイムライン上でまとめて編集を行う考え方でした。

先のソフトにも独立した小さい部品を作る考え方はあります(Veagsではトリマー、FL Studioでは「クリップ」、ACIDでは「ループ素材」など)が、全体を統合した後の編集は基本的に一つの画面上で完結しており、モード切替などの考え方は全面に打ち出されてはいません。

対して、DaVinci Resolveではおそらく複数のメンバーが分担して作業することをイメージされているのでしょう、いくつかの画面を使用して編集作業を行います。

そのため、各画面でそれぞれの操作を覚えていく必要があります。

メディア

映像に使用する素材を選択する画面です。
他の画面ではこのメディアに登録された素材を使用するという形で利用していきます。

各画面でもエクスプローラから直接素材を放り込むこと自体は可能です。
その場合にも、このメディアに自動的に登録されていく動作ように動作してくれます。

カット

後述の「エディット」との違いがちょっと分かりづらい機能です。
どうも、「エディット」よりもさっと編集してすぐに出力するような作業に向いているという説明が見受けられますが、いまいち違いがわかりません。

エディット

映像の基本的な編集を行う画面になります。
私程度の使用している機能については、ほぼこのエディットのページと出力を行う「デリバー」を使用すれば事足りてしまいます。

この「エディット」画面での操作が少しわかってきたので、先日よりも使えるようになってきました。

Fusion

ポストプロセスという映像を合成したり、特殊効果を与える作業を行う画面です。
ノードという機能を表現したボックスをつなぎ合わせて最終出力を得るための編集を行います。

あまり詳しくありませんが、非常に面白そうな機能なのでぜひ使いこなしてみたいと思っています。

カラー

DaVinci Resolveはもともと動画のカラーグレーディングを行うソフトというイメージが有るほど、この機能が優秀であるという評判のソフトでした。

当然カラーグレーディングの機能も強力であるはずですが、今のところあまり詳しくは触っていないところです。

また、この画面での操作で動画の手ぶれ補正も可能です。

Fairlight

音を操作するブロックです。

エディット画面でも音のノーマライズやゲイン、絵エフェクトなどを使用した調整はできますが、ここでやるのはどちらかといえば、個々の音源を統合させるマスタリングという作業を行う画面になります。

ミキサーやサウンドトラックが表示され、音の作業に集中できるレイアウトが取られています。

デリバー

配達する。の意味通り、作成した動画を配るための処理を行う画面です。

予めいろいろな動画サイトに配信しやすい形式が登録されているので、その中から選べば適した動画を作ることができます。

設定しておけば、Youtubeなどへの登録も同時に行ってくれるようです。

ドシロートが最初に覚えたショートカットキー

ちょっと使えるようになってきたと感じてきたのはキーボードからのショートカットキーをいくつか覚えたからだと思います。

私が優先度高く覚えたショートカットキーはこんなところです。

再生(順、逆)と停止

基本的なコマンドですね。
キーボードの「J」が逆再生、「K」が停止、「L」が順再生です。
ちょうどホームポジションの右手人差し指からの並びなので、覚えやすいと思います。

タイムラインの調整

全体を表示するには「Shift」+「Z」で表示できます。
また、拡大・縮小は「Alt」+マウスホイールです。
この辺はスクロールバーを伸ばしてやると縮小、縮めると拡大できたVegasの方が直感的だと感じます。キーボードだけで処理できればよいのですが。

プレビュー画面のフルスクリーン表示

「P」でプレビュー画面が最大化されます。
基本的に画面レイアウトの自由度はVegasの方が高いと感じましたが、あまりこだわりもないので大きな影響はありません。
この再生ボタンの近所にあるキーで大きな画面にさっと切り替えられるのは良いなと感じました。

「重い」の評価はちょっと違っていた

前の記事では「重い」と評価していましたが、それはOBSの動画キャプチャでの話でした。
カメラ撮りした動画を編集してみたところ、プレビュー含めてサクサクだったので、比較的軽量なソフトであると訂正しておきます。

なかなかいい感じだぞこれは

無料でここまでできるなら操作感の違いを補って余りあるメリットだと感じました。
当面、このソフトをメインに動画編集を進めてみたいと思います。

ゲーパスを始めたのを機に、ゲームで動画を作ってみようかと思っています。
そのための機材なんかも(低予算で)ちょっとずつ揃えていますので、「お金をかけないで行う」(これ重要。)動画関連のノウハウが蓄積されてきたらちょっとこのブログのネタにしてみようかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました