本日、入手したシリコンキーボードを試したところあまりのへなへなさ加減にうんざりしかけているけど、慣れればどうにかなるのか!?という希望を持ってもう少し使ってみようかと思っています。
さて、先日もうコンパイル環境はなくなっちゃったと思っていたザウルスですが、ネットで見つけることができたので無事にビルド環境を構築できました。
そのときのメモをここに残してみます。
■ファイルの入手
Zaurus育成日記さんにてdev-img1.6が公開されているので入手。
こちらからdev_img-1.6-2を入手
http://zaurus.seesaa.net/article/12064523.html
こちらからkernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipk を入手
http://zaurus.seesaa.net/article/10858822.html
→入手したモジュールを拡張子ipkにリネーム
ザウルスを再起動
■セットアップ
以下のコマンドをたたいてセットアップしました。
やっていることは、上から順番に
・rootユーザに変更
・ダウンロードしたファイルをdev_img-1.6にリネーム
・ディレクトリを/mnt/devに作り
・そこにダウンロードしたファイルをマウントします。
・そうしたら、/mnt/dev/binにカレントディレクトリを移して
・セットアップシェルを起動しています。
# su
# mv /hdd3/dev_img-1.6-2 /hdd3/dev_img-1.6
# mkdir /mnt/dev
# mount -o loop -t squashfs /hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev
# cd /mnt/dev/bin
# ./compiler_setup.sh -r /mnt/dev
■~/.bashrcにて環境変数の設定
export PATH=$PATH:/mnt/dev/bin:/usr/local/tmake/bin
export TMP=/hdd3/tmp
export TMAKEPATH=/usr/local/tmake/lib/qws/linux-sharp-g++
.bashrcは、使用するユーザでログイン中に(というか、zaurusがデフォかな)
#cd
ってやると移動するディレクトリに作成します。
■再起動後も、マウントされるように、/etc/fstabに1行追加
/hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev squashfs loop 0 0
基本的に変更はrootユーザでvimを使用して実施
で、ebtのmakefileをこの環境用に変更してコンパイルを実行してみたところ、見事に動いてくれているよう。
ただ、時間がかかりすぎ。
でもコンパイルできるっていう事に意義がありそう。
これで、どうにかザウルスでソフトを作る環境が整った。
■コマンドラインユーティリティーだけだとちょっとつらいので
昔(そう、既に20年近くも昔になってしまったのか。。。)、学校でプログラムを学んでいた頃に構築した環境が結構便利だったことを思い出す。
IDEが重くて使い物にならなかった(さらに、IDEを使うような規模のプログラムを構築していなかった)ため、使用していたコンパイル環境をザウルスで再現してみようかなとふと思い立った。
当時はテキストエディタもVzが全盛だったけど、あえてフリーソフトのエディタを使用していた。
そして、メインのシェルとなるツールはもちろん「fd」だ。
fdにはWindows3.1になってからも結構お世話になっていたよなぁと思い出します。
ファイルマネージャがイマイチ使いづらく、アーカイブなんかも出来なかったので、fdを活用していたのでした。
そして、2010年の現代に当時の環境をよみがえらせようというわけです。
理由は簡単。
ザウルスではやっぱり重いIDEを動かすのはきついし、多くの場合にはUSB接続したパソコンからターミナルを使用してアクセスするので、同じような環境を構築しておいた方が何かと便利なのです。
fdの代わりになるツールはもちろんFD-Clone。
ccコマンドの代わりになるのはgcc。
エディタはvimです。
当時はpc98でdosのフリーメモリを安定した状態でどれだけあけるかに挑戦していたなぁとか懐かしく思い出します。
仕事ではすっかりプロジェクトマネージャって場所に居ついちゃっていますが、こういう懐かしい感触って原点回帰って感じでいいですねぇ。
でも、かなり移り気なので、これだけやってもあっさりJavaとか始めるかもしれません。
■FD-Cloneの設定
拡張子c、cpp、hをvimに関連付ける
/etc/fd2cfg ファイルを/home/zaurusにコピーする
cp /etc/fd2cfg /home/zaurus
.fd2cfgにリネーム
cd /home/zaurus
mv fd2cfg .fd2cfg
vim と各種ファイルの関連付け
.fd2cfg を編集して以下の行を追加
launch ".c" "vim"
launch ".cpp" "vim"
launch ".h" "vim"
まぁ、とりあえずはこれでよしとするかと。
make使えば楽に出来るわけだし。
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