今日の仕事を終えて自宅に帰るとうちのヨメが珍しく息子を抱っこして座っている。
どうしたのか聞くと、ズボンをかけていたハンガーがどこかに行ってしまったのだという。
しかし、その物体はどう考えてもクローゼットの中以外にはありそうもない。
「そもそも、最初からなかったんじゃなかったの？ズボンはたんすから出したとか。」
「いや、絶対あった！」
「なにげに他のズボンをかけちゃったからあいているハンガーがないって事は？」
「それはない！」
・・・段々と雲行きが怪しくなってきた。
・・我々は知っている
しばらくたてばこういうなくしものはひょっこりと出てくることを。
と、スピードワゴンのように思っていたんだけど、そのまま放置するとろくなことにならない予感もする。
そう考えたので、一緒に探してみる。
しかし、まったくない。
うーん。。。
やっぱりないなぁ。
もう一回クローゼット探してみようか？
「・・・もういい」
や、やばい。
これは、危険信号だ。
これを見つけられなければ明日一日が最悪の雰囲気で過ごさなくてはならなくなる。ここは最後まで努力しているポーズだけでもとらなくては。
と、クローゼットの床を探しているとき、ピン！とインスピレーションキター！
おもむろにかかっている洋服の中を探す。
あ。あった！
コートに引っかかっているハンガーが！
どうやら、ズボンを外した後、ハンガーかけに引っ掛けたつもりが落ちたらしい。そして、コートに引っかかっていたのだが、捜索は床のみを行っていたようだ。
ヨメはにっこり。
オレは旦那の威厳を保てたようだ。
ふー、せっかくの連休を台無しにしなくて良かった良かった～。
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